失敗しないハウスメーカー選び      最強プロセス

一生に一度の住宅購入。相手は百戦錬磨の営業マン。ハウスメーカー選びにおいて、契約までの失敗しないプロセスをお伝えします!

鉄骨or木造どっちが良いの?【構造編】

家づくりをする際に鉄骨住宅にするか、木造住宅にするか。

 

RCと悩んでいる方もいるかもしれません。

 

結論!これは、何でも良いと思います!好きな方でどうぞ!(笑)

 

ただ、素材にはそれぞれ特徴があります

 

鉄には鉄の良さ、木には木の良さ、コンクリートにはコンクリートの良さ

 

反対に弱点もそれぞれ必ずあります

 

大事なのは、弱点となる部分をどうやって対策しているかです。

 

それぞれの素材のメリット・デメリットを下に載せました。

 

RCで建てる方は少ないと思うので今回は木と鉄について特徴をあげました。

 

メリットはメリットで良いのですが、肝心なのはデメリットの部分です

 

それぞれの弱点項目の対策をどのようにしているか。

 

ハウスメーカーの営業担当に聞いてみると良いと思います。

 

 

【木造のメリット】

①木は気密性・断熱性能が高い

夏は涼しく、冬は暖かい家が建てやすい。

 

②比較的安価に建てられる

→木造は、予算を抑えて作ることができます。また将来の解体の費用も安くなります。

 

③重さが軽い。

→地盤にかかる負荷が軽減でき、地震の際には揺れづらい

 

 

【鉄骨のメリット】

①頑丈で、品質が均一化されている

→鉄は素材が頑丈な上に、作る工程が工業化されており全ての強度バランス等が均一化されて良い為、経年による狂いが少ない。

 

②長い開口スパンが取りやすい

大空間巨大なガレージ大きな窓などを取りやすい。

 

③シロアリに強い

→基本構造が鉄なので、シロアリ被害は受けにくくなります。ただ全く木を使っていないわけでは無いので対策は必要です。

 

【木造の弱点】

①品質が均一でない

→木は年輪やフシがあり、伐採される前に育った環境や日当たりなどによって、バラツキがでてきてしまいますそうなると経年と共に木が反ったりして経年と共に家全体のバランスが悪くなります。また、鉄骨と違って工業化されていないので、職人の腕による完成後の品質に差が出やすくなります

 

②腐りやすい

→木は『水』『酸素』『栄養』『温度』の4つの一定条件が揃うと腐りやすいです。また、シロアリの被害を受ける事もありますので、しっかりとした対策が必要です。

 

③大空間は取りづらい

→一般的には木造は大空間が取りづらくなります。また、柱や梁が出てきてしまう事が多く、ベランダなどを長スパンで建物の一部を飛び出させるようなプランは苦手です。

 

【鉄骨の弱点】

①重量が重い

→地盤にかかる負荷が大きい為、地盤改良が必要となり高額になるケースもある。また地震の際に質量が重いと揺れやすい

 

②断熱性が悪い

鉄は熱を伝えやすい素材の為、夏は熱く、冬は冷たくなりやすい。壁や屋根の断熱対策は必須となる。

 

③錆びる

→鉄は錆びます。錆止の処理をしっかり施さないと経年と共に錆が出てきてしまい、家全体の強度が落ちてしまいます。また、”防錆処理”を施していても、施工中には傷がついたりするとその部分の錆止めが剥がれてしまうケースもあります。

サビ止めの処理にもいろんな手法があり、それぞれに特徴があります

 

【木と鉄の共通した対策項目】

火災対策

→鉄の方が火に強いイメージがあるかもしれませんが、火災の際は家具やカーテン、家の中の断熱材などに火が着いて全体に広がっていきますので、どちらもしっかりとした対策が必要です。

 

【人(考え方)による項目】

耐用年数(建物の資産として価値が残る年数)

→木造住宅と鉄骨住宅では耐用年数が違い、鉄骨は鉄の厚さによっても変わります。

(下記参照)

 

・木造 22年

・軽量鉄骨(厚さ3mm以下) 19年

・軽量鉄骨(厚さ3~4mm) 27年

・重量鉄骨(厚さ4mm超え) 34年

・RC 47年

 

上記を見ると、軽量鉄骨(3mm~4mm超え)は木造よりも耐用年数が長い為、

資産価値は長く残ることになります。

 

将来、売却も視野にいれている方にとっては良いかもしれませんね。

 

また、アパート建築の場合なんかですと鉄骨の方が、融資の借入期間を長く組めたりもします。(金融機関による)

 

一方で固定資産税は鉄骨の方が高くなるので、税金は高くなってしまいます

 

鉄骨で作るにしろ、木造で作るにしろハウスメーカーは、弱点の部分を企業の努力で対策をしています

 

気になったハウスメーカーの特徴を聞く際には、今回あげた項目を営業マンに聞いてみてください。

 

きっと、あなたが一番納得できた説明をしてくれるメーカーさんがあるはずです。

 

営業から聞いたことはできれば簡単にメモしてまとめると良いと思います。

(ほとんどの人が、どのメーカーでどの話を聞いたか分からなくなってしまう為

 

是非、ご参考に!