失敗しないハウスメーカー選び      最強プロセス

一生に一度の住宅購入。相手は百戦錬磨の営業マン。ハウスメーカー選びにおいて、契約までの失敗しないプロセスをお伝えします!

良い設計士のポイント【後編】

前回、良い設計士のポイントで

外構の提案をしっかりしてくれるという点を

お伝えしました。

 

今回は、

②写真やパースなどのイメージを沢山出してくれる。(共有してくれる)

 

③デメリットとメリットを簡潔に教えてくれる

 

についてです!

 

まず、注文住宅と普通の買い物との圧倒的な違い

 

それは、購入するモノが見れないという事です!

 

例えば今日の晩御飯の買物であれば、スーパーに行って実際にモノを確認して買いますね。

 

食材が痛んで無いか、形はどうか、内容量や値段は一目瞭然です。

 

ただ注文住宅の場合は、これから建てるまだ形の無いものをイメージして作らないといけません

 

結婚式のプランなども同じですよね。

 

結婚式のプランを決める際に、イメージが中々できず、夫婦間で悩まれて苦戦した方々も多いのではないでしょうか。

 

特に家の場合、平面図から立体を想像する

空間把握能力が必要になってきます。

 

ハウスメーカー側の人間は想像ができますが、

普段図面を見慣れていない方には結構難しかったりします

 

そんな時に、口であーだこーだ説明されるより

写真やパースで見せて貰った方が一発で分かります

 

これは建築の設計だけに限ったことではなく、

相手に物事を伝えるのが上手な人は例え話がとても上手です。

 

昔テレビで良く出ていた島田紳助の例え話がめちゃくちゃ上手で未だに良くYouTubeで観てます。

 

営業としても、ホント勉強になります。笑

 

家づくりとは、空間提案になります。

 

『お客様のイメージに近いのは、例えばこんな写真のイメージですか』

 

という引き出しが多ければ多いほど、わかりやすくイメージもつきやすいです。

 

スケッチやパースよりも、私は実例写真の方が認識のズレが無くて良いと思います。

 

スケッチやパースでは質感までは分からなかったり、スケッチなんかは上手い人が描くと凄く良く見え過ぎてしまったりします。

 

実例写真なら、お客様自身が用意する事も可能です。

 

今はインスタなどで自分の好みの写真が簡単に手に入ります。

 

『このLDKの写真のリビングのイメージは少し違うけど、キッチンの雰囲気はドンピシャだ』

とか

 

『玄関の雰囲気は違うんだけど広さはこの写真位の感じが良い』

など

 

より分かりやすくあなたの要望を設計士に伝えやすくなります

 

 

 

③メリットとデメリットを簡潔に伝えてくれる

 

お客様からの要望を、聞いて間取りを作る訳ですが、実はその要望を実現しようとすると、他の部分にシワ寄せがいく事が結構あります。

 

例えば、下記のケースです。

 

お客様要望が、『南のお庭を取る為に、家の配置を北側に寄せたい』

 

この時、北側になるべく寄せる事は可能ですが、

北側射線制限という法律をクリアする必要があります。

 

そうなると、最上階の1番北側の部分の天井が下がったりします。

 

また、屋根の南面の面積が減るので、太陽光パネルを載せたい人は載る量が減るので要注意です。

 

太陽光が良いか悪いかは置いといて、東京では2025年に義務化とまで言われていますので、おさえておきたいところです。

(次回以降で太陽光義務化についても、書いていきたいと思います。)

 

また、軒を短くしなくてはいけないので、外観が変わります。

 

一般的に、屋根はフラットルーフで無ければ軒のある家の方が、カッコイイです。

 

ヘーベルハウスのように、フラットルーフで家がスクウェアの場合は、軒が無くてもカッコイイです。

 

ただ、屋根にパラペットという立ち上がり部分が出るので、北側に限界まで寄せようとしても、難しいのです。

 

北側に家を寄せると確かに南面が広くなります。

 

ただ、最近の住宅では給湯器なども発電するエネファームなどを使うことも多く、そういった給湯器は普通の給湯器よりも大きいです。

 

なるべく、そういった設備は外観を損なわない為にも、南面や道路面などの目立つ場所に置かないように設計することも大事です。

 

こういったお客様の要望に対してメリット・デメリットを簡潔に伝えて貰えると嬉しいですよね。

 

ではまた。