こんにちは。
今日は2025年4月から義務化とされている太陽光パネルについてです!
『要らないのに強要されて、購入するお客様が可哀想』や
『絶対必要なの?南面の屋根が無い場合は?』などなど色々な意見も聞きますが、
今日はよくある疑問点10個について簡単にまとめていきます!
Q1.太陽光義務化は誰に対して課せられた義務?
A.ハウスメーカー(年間20,000㎡以上の建築実績のある)
お客様ではなくハウスメーカー側に課せられた義務ということです。
年間20,000㎡の面積を超えるハウスメーカーは50社ほどとの事ですので、地元の工務店で建てる場合はやらなくても良いということですね。
Q2.大手ハウスメーカーで建築したいけど、どうしても太陽光は設置したくない。どうしても設置しなくてはいけないの?
A.いいえ。ハウスメーカーの判断になります。
義務化対象のハウスメーカーが建築する全ての建築物に太陽光を設置する必要はなく、
メーカーが建築する全建物をある計算式に当てはめて、全体で一定の設置量を超えていれば良いという内容です。つまり、全住戸に必ず設置ということではありません。
ただ、簡単にはずすことを認めてしまうとすぐに、一定数を割ってしまいますので、
基本的には設置すると考えたほうが良いでしょう。
Q3.義務化対象のハウスメーカーで建築する場合、狭小住宅で太陽光が全然載らない家や、屋根面が北側にしかないような住宅でも太陽光設置しないといけないのか?
A.いいえ。下記の2つの条件を満たす屋根形状の場合は設置基準算定外となります。
①北面以外の屋根面の合計が20㎡未満
②北面以外に2面以上ある場合に、2番目に大きい屋根面積が10㎡未満
Q4.3F建の場合や下屋がある場合は?※下屋とは1つの建物で異なる階数部分がある場合の階数の低い方の屋根
A.3F建の場合、3Fの屋根のみで計算、2F建は2Fの屋根のみ、平屋は1F屋根で計算します。
Q5.太陽光設置ってぶっちゃけ得するの?
A.発電量と導入費用によっては補助金を使うとお得になる計算です。
令和6年4月現在、発電した太陽光の買取金額は16円/kw、仮に4kwの太陽光を載せた場合の初期コストが補助金取得後で115万円とすると、8年で回収できるシミュレーションです。
パワコン等のメンテナンス費等を30年間で142万円とすると30年後には+100万円の利益になるとのこと。(国交省の計算)
Q6.太陽光の初期費用を抑えることはできるのか?
A.可能です。代表的なものにリース契約が可能です。
Q7.災害で破損した場合には火災保険の対象になるのか?
A.はい、なります。
Q8.夜や悪天候の際には発電されないのでは?
A.はい、夜間や悪天候の際に発電されません。
4kwの太陽光を載せた際の返還発電量は約4,000kwhになります。
これは一般家庭の平均年間電力消費量の約8割に相当し約8割の電力をまかなえる計算です。
ただ、一般的には設置後は経年と共に発電効率が落ちていくものなので太陽光設置メーカーに確認して検討するのが好ましいかと思います。
Q10.太陽光パネルの維持メンテナンスはどのくらいかかるの?
A.15年後にパワーコンディショナーの取り換え費用が約30万円。
東京都では定期的な専門業者へのメンテナンスを推奨しており、都の調査では1回の専門業者への依頼費用は4.7万円とのことですが、
恐らくほとんどの人は不具合が出る前点検等はしない方がほとんどです。
下記URLに他にも詳しいQ&Aが載っていますので、是非チェックしてみてください。
Microsoft PowerPoint - 喬表ã…⁄ㅼㇿ.pptx (tokyo.lg.jp)
また新制度についての電話相談もしているので、
下記にお問い合わせ頂くとさらに詳しい内容を教えてもらえるかと思います。
■ワンストップ相談窓口(クールネット東京)
電話番号:03-5990-5236
受付時間:平日9時~17時
私、個人的には将来的な環境問題や温暖化の事などを考えると、
今は補助金なども充実していますし、割と義務化には賛成派です。
太陽光発電にはウイグルの強制労働問題や、廃棄問題などの側面もありますので、
賛否両論ありますが、将来のこどもたちの環境を守ることは大事だと思います。
ちなみに、あるアンケートによると
反対しているのは60歳以上の年代が多く、
20代のほとんどは賛成派だとか。。。
これから新築を検討するお客様は、おそらくほぼほぼ太陽光が
標準搭載になるかと思います。
電気代が爆上がり中の昨今では、自家発電できると嬉しいですよね。
私個人的には、蓄電池とセットで導入するのがおススメです。
蓄電池もそれなりの初期コストがかかりますが、
こちらも大きく補助金が出ますので入れない手はないです!
なにより災害時に電気に困らないのは安心ですよね。
では。