契約後の増額回避術②
前回の記事では、最初の契約である『基本契約』でなるべくグレードが高くして、オプションを入れ込んで契約するという話をしました。
今回は、その具体的な項目を一部列挙してみました。
大手ハウスメーカーだと標準になっているケースもあるので確認して調整してください。
また、ハウスメーカーによって仕入れの価格が違うので、金額差も違うので概算で考えてください。
約30坪の家(1F15坪、2F15坪)想定です。
【給湯器】
【太陽光/蓄電池/他】
・無し→太陽光設置 +200万(kw数による) ※超概算で30万~50万/kw
・無し→蓄電池設置 +150万
・無し→かん太くん設置(5kg) +15万
・無し→床暖房(リビング) +20万
【水回り設備】
・風呂、キッチン、洗面台、トイレのグレードを全てワンランク上のグレードに変更
+100万~300万(できれば水回り設備ショールームに行って、できるだけ希望を詰め込む)
・食洗機(通常)→ミーレの食洗機 +25万
【外壁材】
・サイディング→タイル +100〜200万(グレードにより差額幅有)
※標準のタイルは一番安いやつの可能性高い
【床材】
・全居室を突板→挽き板or無垢材 +50万〜100万(※グレードによる差額大。実物をチェック)
(リビングだけとかなら、+20万〜50万)
【内装材】
・無し→エコカラット(リビング追加) +25万
・無し→エコカラット(玄関追加) +15万
・無し→天井羽目板(リビング) +20万
【作り付け家具】
・無し→テレビボード追加 +10万~40万
メーカーや、広さ、グレードによっても差があるので、超概算ですが、ざっとこんな所でしょうか。
もしこれら全ての項目が、入っていたなら基本契約としては、結構高スペックなのではないかなぁと思います。
あとは、この項目で余裕があったらやりたいというものは全部、入れてもらって基本契約を結んでください。
例えば、エネファームをそこまで必要と思って無いけどエネファームを入れておきます。
そうすれば、仮に基本契約後の打合せで金額が上がってしまっても、エネファームをエコジョーズに戻してあげれば、差額の120万〜150万位の余裕が生まれる訳です。
そうすれば、基本契約後の打合せでどんどん金額が上がっていく心配も少なくなり、気持ち的にも楽に楽しく進められそうですよね。
そのほか、考える余裕のある方は、照明やカーテンなどのインテリア工事も提案してもらってから、契約するのが良いと思います。
例えば、照明であれば、大体は普通のダウンライトで見積もりが入っていると思います。
ただ、やっぱりおしゃれな間接照明をいれたり、ペンダントライトを入れると増額になる要素なので、こだわりたい方はこのあたりも提案してもらってから契約しましょう。
大手メーカーになってくると家具の提案なんかもできますので、買い替える予定の方はそれも考えても良いかもしれません。
結構、契約後の打合せは金額とにらめっこしながらのメンタル勝負になることが多いです。
あと、気をつけなくてはいけない項目があります。
外構工事です。
外構工事とは、建物以外にかかる費用で駐車場のコンクリートや、植栽工事、お隣の家との間の塀や、門扉などです。
実は!この外構工事の予算がかなり少ないケースが多いです。
もし、予算取りで100万とか150万とかなっていたら、要注意です。
外構工事は家の外観を大きく左右する要素です。
なので、30坪位の敷地でも、最低250万〜300万は予算として取っておきたいです。
本当に駐車場のコンクリート打つだけなら良いですが…
あとは地盤補強工事は別途となっているケースも多いですから、契約前にどのくらい必要になるのか目安を確認すると良いと思います。
もし、事前に調査してくれるならお願いするのも手かと思います。
(費用がかかる可能性が高いですが)
解体がある場合は、アスベスト調査も同様で、別途になっていると思いますので、可能であれば調査依頼しても良いかもしれません。
地盤補強工事と解体でアスベストが出る場合は、結構大きな金額(100万単位)が増額になる可能性があります。
このあたりも、契約後に「聞いてない!」ということが無いように、事前に確認しておいてください。
それでは、今回はこのへんで!