日本の耐震基準の闇【耐震等級って?】
家づくりにおいて日本は地震が多いので、
そんな耐震性の強さを表す『耐震等級』
これは、地震に対する建物の強さを示しています。
この耐震等級は1〜3まであり、1が最も耐震性が低く、3が最も
この等級というのは、学校の通信簿みたいなものです。
住宅性能表示制度が2000年に導入され、
受けた際のメリットとしては、
『じゃあ、耐震等級3が取れてれば安心なのか〜』と思ってる方
実はそんな事ないかもしれません。
以前に書いた記事で、マグニチュードと震度について書きました。
(2022/9/26記事)
震度は7がMAXでそれより上は存在しません。
震度6強よりも少し大きく揺れたら震度7になりますし、震度6強
実は、日本を今までに襲っている大地震は、震度7でもかなり大き
1923年に起こった関東大震災、これはマグニチュード7.9、
この関東大震災レベルの震度7を推定加速度に直すと約400ga
( ˙-˙ )ムズカシー
聞き覚えのない単位かもしれませんが、1galは1秒間に秒速1
( ˙-˙ )スゲームズカシー
実は、いまの日本の耐震基準(1981年6月施工)はこの400
1981年6月以降に建てられた建物であれば、
気をつけなくてはいけないポイントは、『倒壊しない』
あくまで人の命を守る事を優先しています。
そのあと床が傾いても、
gal(ガル)とは別に、kine(カイン)という単位もよく出
『ガル』は瞬間的な加速度であるのに対して、『カイン』
『
って思うかもしれません。
ところがどっこい。
直近で起きた地震の大きさを比較してみましょう。
1995年 阪神淡路大震災 818gal
2003年 宮城県沖地震 1,105gal
2004年 新潟県中越地震 1675gal
2011年 東北地方太平洋沖地震 2933gal
2016年 熊本地震 1362gal
はい。
どれも400galを余裕で超えています。
そして、ここからが本題です。
最高等級である『耐震等級3』がどの位のレベルなのか。
耐震等級3は、国の基準の1.5倍で取得が可能です。
国の基準400galの1.5倍ですから、600galに耐えら
つまり、昨今起きている地震に対しては『耐震等級3』
なんてこった。
てか、『国の基準低すぎじゃない?』
というのが大手ハウスメーカーの考え方です。
多くのハウスメーカーは、
この昨今起こっている大地震の規模で、
確かな技術力があると思いますが、
震度7クラスの地震というのは、ここ30年で見ても日本全体で数
そういう意味では、
こういう状況を理解した上で、