建築士が喜ぶ!北側の道路が最強な訳!
こんにちは。
皆さん家を建てるにあたり、道路はどちらの方角にあるか気にしてますでしょうか。
実はこの道路付けというのは、間取り(プラン)を描くにあたりとても重要な要素です。
そして今回、一番おススメしたい道路のある方角。
そう!それが北側道路です!!
なぜか。
①南側道路よりも土地の値段が安い!
②希望の間取りが入れやすい!
③プライバシーが確保しやすい!
④カッコイイデザインの家を建てやすい!
⑤外構の費用を圧縮しやすい!
それぞれ解説します。
①南側道路よりも土地の値段が安い!
→土地の値段は、立地や土地の形・広さが同じであれば道路の向きで値段が大きく変わったりします。
都内ですと30坪位の土地で500万円くらい変わったりします。
②希望の間取りが入りやすい!
→間取りを描く時には、北側の隣地からは『北側射線制限』がかかります。(地域による)
その場合南側道路は、北側は当然隣地になりますので、北側に家を寄せたくても1.5m位は距離を空けないといけなかったりします。
仮にもっと寄せられたとしても、天井がかなり低くなったりしてしまいます。
それが北側道路なら北側は道路なので北側射線制限が発生しません。つまり制限が少ないのでロフトが取りやすかったり、高い天井にしやすかったりします。
③プライバシーが確保しやすい!
→プランは基本的には日当たりの良い南側にリビングや部屋を配置します。
つまり、南側が道路だと、歩いてる人から丸見えになっちゃう可能性があります。
たまに、真昼間なのに目線が気になるのかカーテンやシャッターが半分閉まっている家をみる事があります。
その点、北側道路は、南側は隣地の家の窓はあるかもしれませんが、目線は一気に減ります。
しかも南側の家にとって、こちらの家は北側にあるので、大きな窓などはついていないケースが多いです。
④カッコイイデザインの家が建てやすい!
→これは上記の②と③の影響も関係してくるのですが、道路側から家を外観を観る時に、窓を全く無くすデザインや、アクセントでスリムサッシを入れたりし易いです。
逆にリビングや部屋が配置される南側には大きな窓付けたいですよね?
そうなると、どうしても基本的に南側は大きな窓を付けることになるのでデザインに制限が出たりします。勿論、その中でカッコイイ家のデザインを描くのが設計士の腕の見せ所にもなるんですけどね
⑤外構の費用を圧縮しやすい!
→こちらも③と連動しますが、南側道路の土地では、プライバシーを確保する為には、外構工事で背の高い植栽や目隠しフェンスなどを建てる必要があったりします。
そうなると外構工事の予算をある程度取る必要が出てきます。
以上の5つのポイントが北側道路の土地をお勧めする理由です。
勿論、南側道路にしろ北側道路にしろ設計士の力量が左右するケースも多々あります。
悪い点をどう活かせるかが大事になってきます。
ぜひ、設計士に要望を伝える際には、あなた自身がこういった事を理解した上で、要望を伝える事が大事です。
提案されるものを、ただ受け入れるだけではダメです。
ある程度知識を持って説明を聞くことで、より間取りの良さだったり、悪い部分が見えてきますので、ぜひ頑張ってみてください。